勇者と共に魔王を打倒した魔法使い・フリーレンの旅路を描いている『葬送のフリーレン』。
山田鐘人(やまだかねひと)氏(作)とアベツカサ氏(画)を原作とした本作は、2023年9月から2クールでTVアニメ化。
そんな本作には、フリーレンの活躍はもちろんのこと、『魔王討伐後』という斬新な時系列で展開するドラマや胸に刺さるセリフ、ユーモア溢れるやり取りなど、見どころが満載!
本稿では、葬送のフリーレンに登場するフェルンに関する情報をまとめています。
(※ネタバレ注意)
葬送のフリーレンのあらすじ
長命なエルフ族の魔法使い・フリーレンは、かつて勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼンと共に魔王を倒しました。
その後、彼らはそれぞれの人生を歩みますが、別れる直前、50年に1度の流星群『半世紀流星』(えーらりゅうせい)をもう一度見るため再会することを約束します。
それから50年後。
フリーレンを除く仲間たちは老いていましたが、約束どおり皆で流星を見に行き、素敵な時間を過ごします。
しかし、その後間もなくヒンメルは亡くなりました。
ヒンメルの葬式で、
「...人間の寿命は短いってわかっていたのに... …なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう...」
と後悔したフリーレンは、人間を知るための旅に出ることを決意します。
フェルンとは
フェルンは、フリーレンの弟子で、共に旅をしている魔法使いです。
名前は、ドイツ語で遠いという意味の『fern』から来てるのではないかと考えられます。
可愛らしいビジュアルと言動が人気のキャラクターで、アニメ化&100話突破記念で行われた人気投票では、5位でした。
TVアニメの声優は、ひげを剃る。そして女子高生を拾う。の荻原沙優役や、あやかしトライアングルの花奏すず役などを演じた市ノ瀬 加那(いちのせ かな)氏が担当しています。
フェルンは、ヒンメルの死後27年の時点で年齢は16歳でした。
幼少期はフリーレンよりも身長が低かったですが、現在は160cm前後で、フリーレンを追い抜きました。
また、以前はおかっぱでしたが、現在は紫色の長髪に黒いローブ、銀色の髪飾り、紫色の布が巻かれた木製の杖などの特徴があります。
ずぼらなフリーレンの世話をしていることから、ファンの間ではお母さんと呼ばれています。
感情豊かですが、あまり表には出しません。
しかし、むくれている時は、はっきりと表情に出ます。
また、機嫌のいい時や怒っているときには、フリーレンの髪を三つ編みにすることがあります。
フリーレンと旅立つまでの流れ
フリーレンとフェルンが初めて会ったのは、原作2話です。
フェルンは、南側諸国の戦災孤児でした。
家族の後を追って自殺しようとしていたフェルンをハイターが引き止めます。
その後、フェルンは、ハイターと共に中央諸国聖都シュトラール郊外に住んでいました。
ヒンメルの死から20年後、聖都での買い出しのついでにシュトラール郊外を訪れたフリーレンは、フェルンとハイターに会います。
ハイターは、フェルンを弟子にしてもらうように頼みます。
しかし、見習い魔法使いの死亡率を知っているフリーレンは、友人から預かった子供を七に送りたくはないという理由で断りました。
しかし、ハイターへの借りを返したいフリーレンは、賢者エーヴィヒの墓所から出土した魔法書の解読とフェルンへ魔法を指導してほしいというハイターの願いを受け入れます。
それから4年後、魔導書の解読が終わりそうになった頃にハイターが倒れます。
フリーレンは、フェルンにハイターが倒れたので修行を中止するように告げますが、フェルンはハイターが死ぬまでに、恩返しとして一人で生きていく術を身に付けるため、修行を継続します。
無事にハイターが課した試練を乗り越えたフェルンは、ハイターに会うことができました。
ハイターの死後、フリーレンは一人前の魔導士と遜色ないレベルまで成長したフェルンを連れて、旅立ちます。
フェルンの強さ
フェルンは作品の中でもトップレベルの魔法使いで、魔法使いの中でもほんの一握りの熟練者しかなることのできない『一級魔法使い』のひとりです。
史上最年少で三級試験をトップの成績で合格した経歴もあります。
常人なら10年かかる修行を4年でこなせることからも、類まれなる魔法の才能を持っていることが伺えるでしょう。
飛行魔法で自由に移動しつつ、一般攻撃魔法である『人を殺す魔法』(ゾルトラーク)と防御魔法のみを扱う非常にシンプルな戦闘スタイルですが、魔法を放つ速度が速いため、手数の多さで相手を圧倒します。
また、フェルンは、フリーレンに魔法を教わる前から、フリーレンの魔力探知ではほとんど探知されないレベルの卓越した魔力の操作技術を持っていました。
さらに、フリーレンの師匠であるフランメの『一生かけて魔族を欺く』という教えをフリーレンから受け継いでおり、普段から魔力を抑えています。
57話では、フランメの師匠であるエルフ・ゼーリエの膨大な魔力に潜んでいる微かな揺らぎを発見したため、ゼーリエに実力を認められ、弟子にならないかと誘われました。
シュタルクとの関係性
ファンの間では、フェルンとシュタルクの関係性に注目が集まっています。
シュタルクとは、フリーレンやフェルンと共に旅をしている戦士です。
子供のような性格で、しばしばフェルンの機嫌を損ね、喧嘩をしています。
しかし、フェルンの誕生日プレゼントとしてシュタルクがあげた『久遠の愛情』という花言葉の鏡蓮華のブレスレットを大切にしていたり、67話でフェルンがシュタルクとデートしたりしたことから、フェルンとシュタルクが結婚する結末も考えられるでしょう。
2人の関係性が今後どのように変化するか楽しみですね。
葬送のフリーレンを見てみよう!
今回は、葬送のフリーレンに登場するフェルンについて解説しました。
フェルンは、2024年1月から一級魔法使い試験編でも大活躍します。
そんなフェルンが登場する葬送のフリーレンをまだ見たことがない方は、本記事をきっかけにTVアニメや原作をご覧ください!