皆さんは、『ハイター』というキャラクターをご存じですか。
ハイターとは、累計発行部数1,700万部を突破した人気漫画作品『葬送のフリーレン』に登場する人物です。
本記事では、ハイターの生い立ちや強さ、声優キャストについてまとめています。
(※ネタバレ注意)
葬送のフリーレンのあらすじ
勇者ヒンメルは、僧侶のハイター、戦士のアイゼン、魔法使いのフリーレンたちと共に魔王を打ち倒し、勝利の凱旋を王都で迎えました。
その後、それぞれが10年間の冒険を振り返りながら、今後の人生に思いを馳せます。
しかし、長命なエルフであるフリーレンだけは感慨に浸りませんでした。
それから50年後、勇者一行は再び半世紀流星(えーらりゅうせい)を見るという約束を果たすため、再び王都に戻ります。
勇者一行の再会をきっかけに、フリーレンは、新たな仲間と共に旅立ちます。
ハイターとは
ハイターは、魔王を倒した勇者パーティーの僧侶です。
名前の由来は、ドイツ語で朗らかなという意味の『Heiter』ではないかと考えられます。
魔王討伐までのハイターは、身長が180cm前後、黄緑色の髪にオールバック、スクエア型のメガネ、金糸の装飾が施された黒いローブなどが特徴的なキャラクターです。
アニメ化&100話突破記念で行われた人気投票では、3位でした。
TVアニメの声優は、俺だけレベルアップな件の白川大虎役や、ダイヤのAの片岡鉄心役などを演じた東地 宏樹(とうち ひろき)氏が担当しています。
ヒンメルとは同じ村の孤児院で共に育った親友で、勇者として旅立たせた立役者です。
幼少期は生意気でしたが、世話好きで、孤児院では子供たちのまとめ役のような存在でした。
ハイターは、一計を案じる腹黒さと、人の本質を見抜く慧眼を併せ持っています。
しかし、ひねくれ者で好き嫌いも多く、平然と噓をつくなど僧侶らしからぬ一面があるハイターは、フリーレンから『生臭坊主』と呼ばれていました。
三度の飯より酒が好きで、『葬送のフリーレン 公式ファンブック』では、ハイターに対するフリーレンの思い出として『感情表現が豊かで色々顔に出るタイプ。仲間のピンチに涙を流し、二日酔いになるとアンデッド化していた。』と記載されています。
魔王討伐後は、聖都シュトラールの郊外にある森で暮らしながら、司教として多くの人の尊敬を集めていました。
半世紀流星を見るために集まった時には、身長はあまり変わらず、白髪で顔にしわが増えており、魔王討伐直後より貫禄が出ています。
晩年は、飲酒などによって体調を崩していたため、禁酒するなど節制していました。
ハイターの強さ
女神像に欠かさず祈る程信仰心が篤いハイターは、聖典に記された女神の魔法を駆使して勇者パーティーをサポートしており、戦闘時は主に後方支援としてフリーレンと共に魔法でヒンメルやアイゼンを援護したり、回復役を担ったりしていました。
また、無補給無酸素でも生存可能になる魔法も扱えるため、魔法の才能は非常に高いと考えられます。
さらにフリーレンに会ったばかりの頃のハイターは、絶大な人気を誇る魔族・断頭台のアウラと同等の魔力総量であると考えられます。
フェルンとの関係性
フェルンとは、フリーレンの弟子として共に旅をしている魔法使いです。
フェルンは幼い頃、南側諸国の戦争によって両親を亡くし、絶望に打ちひしがれて自殺しようとしていたところをハイターに呼び止められました。
それ以降、ハイターは我が子のようにフェルンを育てました。
フェルンは、原作28話で
「酒は百薬の長なんですよ。」
とドヤ顔で発言していることから、良くも悪くもハイターの影響を強く受けていることが分かります。
ハイターの死亡までの流れ
ハイターが死亡したのは、原作2話です。
ヒンメルの死から20年後、ハイターはフリーレンと再会しました。
ハイターが死ぬ前に借りを返したいと告げたフリーレンに対して、ハイターはフェルンを弟子にしてほしいと頼みます。
しかし、フリーレンは、友人から預かった子供を七に送るつもりはないという理由でハイターの頼みを断りました。
その代わりに、賢者エーヴィヒの墓所から出土した魔導書を解読しつつ、フェルンに魔法を教えることになったフリーレンは、しばらくハイターたちと生活します。
4年の月日が経過し、驚異的な成長スピードでフェルンが一人前の魔法使いに近づいた頃、ハイターの容体が悪化し、寝たきり状態になります。
ハイターへ恩返しするために一人で生きていく術を身につけたいフェルンは、病気のハイターに構わず修行を続けます。
しばらくして、フェルンがフリーレンと共に旅ができると認められたため、ハイターは、自分が死ぬ前に旅立ってほしいとフリーレンにお願いしました。
しかし、フリーレンに
「お前が死ぬまでにやるべきことは、あの子に別れを告げてなるべくたくさんの思い出を作ってやることだ。」
と諭されたハイターは、フェルンとフリーレンに看取られて亡くなりました。
ヒンメルの死亡時期などを加味すると、ハイターの享年は、100歳前後であると考えられます。
まとめ
今回は、葬送のフリーレンに登場するハイターについて解説しました。
ハイターは、ヒンメル一行だけでなくファンからも愛されているキャラクターです。
そんなハイターが登場する葬送のフリーレンは、2024年1月から第2クールの放送が開始しています。
気になる方は、是非ご覧ください。