魔王を討伐した勇者ヒンメル一行のその後を描いた『葬送のフリーレン』。
主人公である魔法使いのエルフ・フリーレン、フリーレンの弟子で魔法使いのフェルン、戦士・シュタルクを中心に物語が進められています。
当記事では、葬送のフリーレンに登場する魔法使い・ゲナウのプロフィールや声優キャスト、使用する魔法などについてまとめました。
(※ネタバレ注意)
ゲナウとは
ゲナウは、限られた魔法使いのみがなれる『一級魔法使い』のひとりです。
名前の由来は、ドイツ語で『正確な』という意味の『Genau』ではないかと考えられます。
身長が180cm前後で、茶髪のツーブロック、釣り目、紺色ベースの宮廷服などが特徴的なキャラクターです。
アニメ化&100話突破記念で行われた人気投票では、46位でした。
TVアニメの声優は、テニスの王子様の木手永四郎役や、僕のヒーローアカデミアの通形ミリオ役などを演じた新垣 樽助(しんがき たるすけ)氏が担当しています。
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北側諸国の平穏を守るため、戦いの道を選んだ冷徹な魔法使いであるゲナウは、他人だけでなく自分にも厳しい性格です。
故郷が魔族に滅ぼされた際にも涙ひとつ流しませんでした。
原作74話では、友人のように接してくれた元相棒の死体を見て冷静に
「立派な最後でした。」
と心ない発言をしたゲナウに対し、師匠である大魔法使い・ゼーリエは、
「ゲナウ、お前は嫌な奴だ。 優しさの欠片も無い。」
と発言しました。
また、魔族の討伐依頼に加勢してくれたフリーレン達に対して
「お前達には借りができたな。 いずれ必ず返す。」
と発言するなど、真面目で義理堅い一面もあります。
『葬送のフリーレン 公式ファンブック』では、フリーレンの思い出として『素っ気ない態度を取っては、師匠のゼーリエや後輩のメトーデに窘められる。メトーデには夜食も叱られる。』と記載されていました。
ゲナウの強さ
鳥が好きなゲナウの魔法は、鳥に関係しています。
ゲナウが扱う魔法のひとつで、作り出した翼を作り出す『黒金の翼を操る魔法』(ディガドナハト)は、自身が飛翔できるだけでなく、翼自体の硬度も高いため、敵を切り付けたり、羽を飛ばしたりするなど多様な使い道があります。
また、鳥を使役した索敵なども可能です。
近接戦・遠隔戦どちらにも長けており、諜報活動などもできる能力の多彩さが一級魔法使いに認定されている要因のひとつではないでしょうか。
フリーレン一行との関係性
ゲナウは、フリーレンとフェルンが受験した一級魔法使い選抜試験で、第一次試験の試験官を担当していました。
試験中は、直接的なやり取りはほとんどなく、71話でフリーレンとゲナウが再会した際、フリーレンはゲナウの名前をすぐに思い出せませんでした。
一級魔法使い選抜試験終了から数日後、フリーレン一行は北部高原ルーフェン地方にてゲナウとメトーデと共に魔族を討伐します。
ゲナウシュタルクは、魔族討伐時に初めて会いましたが、壊滅した生まれ故郷を守ろうとしているゲナウに対し、シュタルクが
「いい奴に見えるよ。」
と発言したり、共に神技のレヴォルテと戦った際、ゲナウが
「シュタルク。 お前は優秀な戦士だよ。」
と発言したりするなど、お互いのことを認め合っています。
まとめ
今回は、葬送のフリーレンに登場するゲナウについて解説しました。
ゲナウとメトーデは、フリーレン一行との任務を完了した後、ノルム騎士団を護衛するために大陸南部へ向かいました。
ゲナウ達の行き先は、フリーレン一行が目指す大陸北部エンデにある『魂の眠る地』(オレオール)とは真逆ですが、魔族討伐の借りを返すために再登場する可能性は高いでしょう。
今後、ゲナウがどのような活躍を見せるのか楽しみですね!