本記事では、『葬送のフリーレン』に出てくる勇者の剣についてまとめています。
魔王討伐後の世界を描いた『葬送のフリーレン』。
累計発行部数1,700万部を突破した人気漫画作品で、世界を救った勇者パーティの魔法使いであるエルフ・フリーレンとその仲間たちの旅路が描かれています。
魔王を討伐した勇者ヒンメルは、世界を救った英雄として称えられましたが、そんなヒンメルでも扱えなかった『勇者の剣』が物語には登場します。
今回は、勇者の剣についてまとめました。
(※ネタバレ注意)
勇者の剣とは
勇者の剣とは、北側諸国のシュヴェア山脈付近にある剣の里の民が守っている剣です。
原作25話で初登場しました。
勇者の剣は、女神が県の里近辺にある聖域に授けたとされています。
数多の英雄たちが女神の石碑に刺さっている勇者の剣を引き抜こうとしましたが、微動だにしませんでした。
勇者の剣を守っている聖域は強力な結界で覆われており、魔物は近づけませんでした。
しかし、勇者の剣を恐れている魔物は、勇者の剣を破壊する衝動を抑えられないため、聖域近辺に大量の魔物が生息しています。
魔王は大いなる災いではない
勇者の剣を引き抜く条件は、『世界を滅ぼす大いなる災いを打ち払う勇者』です。
世間では、魔王を倒した勇者ヒンメルが勇者の剣を引き抜いたとされていました。
しかし、ヒンメルが使っていた剣は、キーゼルというドワーフが作ったレプリカで、幼少期に故郷の村へ訪れた行商人を魔物から助けた時にお礼としてもらったものでした。
勇者の剣を使わずに魔王を討伐したヒンメルを称賛する一方で、条件にある『世界を滅ぼす大いなる災い』が魔王のことではないのではないかとも考えられます。
魔王の詳細は明かされていませんが、今後フリーレン一行が『世界を滅ぼす大いなる災い』に遭遇するのは間違いないでしょう。
誰が勇者の剣を抜くのか
原作25話では勇者の剣が登場し、114話では勇者の剣のレプリカを作ったキーゼルが登場するなど、度々勇者の剣に関連するエピソードが描かれていることから今後勇者の剣が引き抜かれる可能性が高いと考えられます。
そのため、誰が勇者の剣を抜くのかについてざまざまな考察がなされています。
多くのファンが勇者の剣を抜くキャラクターの候補としてあげているのがシュタルクです。
シュタルクとは、勇者パーティの戦士であるアイゼンの弟子で、フリーレンと共に旅をしている戦士です。
シュタルクは、師であるアイゼンが使っていた武器である戦斧の使い手です。
しかし、26話で登場した幼少期のシュタルクは、剣の鍛錬をしていました。
そのため、シュタルクは戦斧だけでなく剣も扱えるのではないかと考えられます。
また、シュタルクは、25話で勇者の剣に触れていなかったため、シュタルクが勇者の剣を引き抜く可能性は残されています。
葬送のフリーレンにはさまざまな未回収伏線が存在する
今回は、葬送のフリーレンに登場する勇者の剣について考察しました。
勇者の剣を引き抜く人物としてシュタルクが有力視されていますが、転生したヒンメルが引き抜くのではないかなど、さまざまな憶測が飛び交っています。
また、葬送のフリーレンには、勇者の剣以外にも未回収の伏線がたくさんあります。
物語が進むにつれて伏線がどのように回収されるか楽しみですね!