原作・山田鐘人(やまだかねひと)氏、作画・アベツカサ氏による漫画作品を原作とし、TVアニメ化もされた『葬送のフリーレン』。
主人公のフリーレンをはじめとする個性豊かなキャラクターも、本作の魅力のひとつです。
本記事では、そんな魅力的なキャラクターのひとり・ザインについて詳しく紹介します!
(※ネタバレ注意)
葬送のフリーレンのあらすじ
魔王を討伐し、10年間の旅を終えた勇者ヒンメル一行は、50年後にもう一度半世紀流星(えーらりゅうせい)を一緒に見る約束を交わし、それぞれの道を歩み始めました。
そして50年後、フリーレンは王都で再び勇者パーティーのメンバーであるヒンメル、ハイター、アイゼンたちと再会します。
無事に半世紀流星を見られましたが、数日後にヒンメルが亡くなります。
長命なエルフであるフリーレンは、人間の寿命が短いことを知りつつも深くかかわろうとしなかったことを後悔します。
その後、もっと人間のことを知りたいと思ったフリーレンは、フェルンやシュタルクと共に再び旅立ちます。
ザインとは
ザインは、超高度な治癒魔法を扱う僧侶です。
アニメ化&100話突破記念で行われた人気投票では、33位でした。
名前の由来は、ドイツ語で存在するという意味の『Sein』ではないかと考えられます。
短い期間ですが、フリーレンたちと旅をしていました。
ザインは、原作での出番は少ないものの、ファンからは再登場を熱望されている人気キャラクターです。
TVアニメの声優は、呪術廻戦の五条悟役や、魔法科高校の劣等生の司波達也役などを演じた中村 悠一(なかむら ゆういち)氏、幼少期はRPG不動産のルフリア役や、ひげを剃る。そして女子高生を拾う。の結城あさみ役を演じた川井田 夏海(かわいだ なつみ)氏が担当しています。
ザインの身長は180cm前後で、茶髪の長髪を後ろで結んでおり、顎髭や紺色と白色がベースのキャソックなどの特徴があります。
真面目に司祭としての務めを果たす反面、酒やたばこ、ギャンブルが好きなだらしない破戒僧です。
また、年上の女性が好きで、幼少期は年上のお姉さんと旅がしたくて冒険者を目指していました。
パーティー内では、シュタルクとフェルンの喧嘩を仲裁するなど、大人らしい立ち振る舞いをしていました。
ザインの生い立ち
両親が早くに他界したザインは、兄と共に北側諸国アルト森林付近にある村で生まれ育ちました。
ザインには、戦士ゴリラ(本名不明)という親友がおり、幼少期には一緒に村の周辺を冒険していました。
大人になり、戦士ゴリラから冒険者にならないかと誘われます。
しかし、ザインのために聖都の司祭になることを断念した兄に引け目を感じていたため、戦士ゴリラからの誘いを断りました。
戦士ゴリラは、3年後の収穫祭までには戻ると言って旅立ちましたが、10年たっても帰ってきませんでした。
そのため、ザインは戦士ゴリラの誘いに乗らなかったことを後悔しています。
フリーレンとの出会い
フリーレンとザインが初めて会ったのは、原作27話です。
ザインは、村の収穫祭に出される料理に使う野草を採るため、アルト森林を散策していました。
しかし、道中で底なし沼にハマったところをフリーレンたちに助けられました。
フリーレンたちは、ザインの住んでいる村を素通りしようとしますが、シュタルクが毒蛇に噛まれたため、村の教会でザインに解毒してもらいます。
ザインの兄からの頼みもあり、ザインを僧侶としてパーティーメンバーとして向かい入れたいと考えたフリーレンたちは、ザインをパーティーへと勧誘しますが、あっさり断られます。
その後も、毎日ザインを勧誘しますが、頑なに断りづづけられました。
しかし、兄からの一喝で吹っ切れたザインは、一時的にフリーレンたちと冒険することとなります。
暫くの間、共に旅をしていましたが、ザインの目的地がフリーレンたちが目指している場所と反対方向にあったため、北側諸国ローア街道近辺で別れます。
ザインの強さ
ザインは、さまざまな人間を見てきたフリーレンが『天性の才』と認める程優秀な僧侶です。
27話で聖都から地方で最も優れていると認められた回復のエキスパートである兄が不治と判断した毒を一瞬で治療しました。
また、レーザーのような3つの光を一斉に放つ『女神の三槍』(めがみのさんそう)などの戦闘用の魔法も習得しており、31話では混沌花の亜種と戦いました。
ザインの再登場に乞うご期待!
今回は、葬送のフリーレンに登場するザインについて解説しました。
76話で、フリーレンが僧侶の代わりとして一級魔法使いであるメトーデがフリーレンたちに同行するという提案に対して
「このパーティーの僧侶の席はまだ空けておきたいからね。」
と発言していることから、フリーレンたちがザインとの再会を望んでいることが分かります。
フリーレンたちだけでなく、ザインの動向から目が離せませんね!